もちろん、受付もあり、警備員も常駐しているのだが、当時は社名を名乗り、訪問先を告げれば、たいてい入局が可能だった。
そのため、芸能記者になりたてのころは、毎日、朝から各テレビ局の食堂やスタジオをはしごし、情報収集に勤しんだものである。
それが、東京都千代田区二番町の日本テレビ6階制作センターで、95年12月20日夕方に起こった、安達祐実宛の郵便物爆破事件だったのである。
「日本テレビ放送網アナウンス部安達祐実様」と書かれた封筒を開けようとした安達の男性マネージャーは、この爆発により左手に大きな負傷を負い、日本テレビ関連会社の女性社員も右肩に怪我をすることになった。
一報を受けた警視庁は、ゲリラ事件と断定。
日本テレビには公安のほか、警備部の爆発物処理班15名を含む、約40人の捜査員が出動、緊急体制が敷かれることになったのだ。
だが、一方で、日本テレビには「貧乏人をバカにしているのか!」「いじめを助長する!」といった抗議文が連日届いていたという。
私の取材に、筑波大学の小田晋教授はこう語った。
そして、この事件を機に、日本テレビでは郵便物チェックのための金属探知機を導入。
しかし、懸命な捜査もむなしく、爆弾魔が逮捕されることはなかった、とアサ芸プラスが報じた。
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