映画「老後の資金がありません」や「科捜研の女劇場版」をはじめ、数々のドラマや舞台で活躍する実力派女優、若村麻由美が都内のホテルで記者会見を開き、宗教団体「釈尊会」会長の小野兼弘氏との結婚を発表。
2人は前年9月に極秘入籍。
それが一部週刊誌でスクープされ、5カ月遅れのこの日、晴れて結婚報告会見という運びになった。
結婚発表から遡ること5年。
釈尊会には俳優の渡辺謙夫妻も揃って入信し、熱心な信者として活動していたのだが、01年、夫人による離婚裁判が勃発した。
さらに、裁判で夫人が「離婚原因」として挙げたのが「渡辺の不貞」だった。
その相手の一人として法廷で名指しされたのが若村だったことで、連日、芸能マスコミがこの話題を取り上げるなど、上を下への大騒ぎになったのである。
そんなドロ沼裁判から3年。
突然、飛び出したのが、裁判で渡辺の不貞相手と名指しされた若村と、渡辺夫妻の「大口債権者」だった小野会長という衝撃的な取り合わせによる電撃結婚だった。
結婚会見では「夫の栄養面なども気遣うつもり」と発言していたが、そんな小野氏が肝不全のため、2007年4月18日に突然、帰らぬ人となった。
若村はマスコミ各社に直筆のファックスで〈あまりに突然のことで、事実を受け止めることが出来ません〉とコメントした。
夫の死後、しばらく喪に服していたが、徐々に芸能活動を再開、とアサ芸プラスが報じた。