家族葬を執り行った12月5日、妻の榊原郁恵は長男である渡辺裕太とともに報道陣の前で葬儀の報告をした。
妻の支えなしに生きていけないほど、渡辺の晩年は病気との闘いの連続であった。
13年に急性膵炎を患い、その後は糖尿病に伴う腎不全で人工透析の日々となった。
入院生活は1カ月に及び、ピーク時に130キロだった体重が退院時には78キロまで減っていた。
91年6月10日夜、当時のレギュラー番組5本のうちの1つだった「料理天国」の収録中に体調が悪化して、病院に直行。
検査の結果を受けて、主治医から「このままでは心筋梗塞と脳血栓で倒れる」と告げられていたという。
ベッドで「俺のこと好きか?」と尋ねる姿を暴露されてしまったのだ。
糖尿病は「勃起障害」を引き起こす。
それを恐れて、好き者は節制に励むなんてこともあるが、渡辺はそんな男ではなかった。
また1人、昭和の快男児がこの世を去った、とアサ芸プラスが報じた。
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