新着記事

南田洋子 モノクロで魅せた大胆描写の艶演技とは?

女優・南田洋子が世を去ったのは、2009年10月21日。
その晩年は、認知症に苦しみ、アルツハイマー病と闘う様の記憶が生々しい。
ある日は、みずからの症状にいら立ち、また、ある日は、童女のようにすこやかな南田洋子が立ち現われ、有名人の「老い」の実相を世に伝えた、最初ではなかったか。
夫・長門裕之とのおしどり夫婦ぶりに彩られた芸能生活だっただけに、その落差と隔たりは、見る者に強烈な印象を残したのである。
テレビに映る南田は、「ミュージックフェア」の司会者であり、テーマ曲とともに、優雅に、そしておっとりとした妻ぶりの南田である。
その受賞を巡っては社会現象といえるほどの物議を醸し、戦後青春文学の金字塔とでもいうべき作品である。
ツンデレ系のお嬢様だが、やがて、魅かれ合う二人である。
昭和31年という時代を思えば、大ヒットも、むべなるかなの大胆描写といっていい。
ラスト近くに、大写しになる南田の目線が観る者に突き刺さる。
「もはや『戦後』ではない」と宣言された、昭和31年に放たれた、ひと夏の「生」と「死」のドラマこそ、「太陽の季節」である。
思えば、長門裕之22歳、南田洋子23歳。
双方共に、青春を経て、朱夏のとば口である「太陽の季節」の入り口にさしかかっていたのである、とアサ芸プラスが報じた。

南田洋子 – Wikipedia

こちらもチェック!
浅野ゆう子 に忖度?”扱いの差”に疑問の声も | キニナルONLINE

ソース:アサ芸プラス

最新記事

必見!