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佐藤健 視聴者を魅了する理由はストイックな役作り

俳優の佐藤健が9月4日、ニュースサイト「読売新聞オンライン」のインタビューに登場。
10月1日公開予定の映画「護られなかった者たちへ」での演技について語った。
作家・中山七里氏の同名小説が原作のこの映画は、生活保護行政の問題点や貧困にあえぐ人々を描いたサスペンス。
佐藤は児童養護施設で育って身寄りがなく、社会への強い怒りを抱えた青年・利根を演じている。

佐藤は役柄について「周りが全部、敵に見える。捨て猫って.ひっかいてくるじゃないですか。おびえて、警戒して牙をむく。利根もそういう人じゃないかなと思って」と述べ、作品については「社会の理不尽さ、それに対する怒り、悔しさ、やるせなさ。そういったものを代弁できたら」と力強く語った。
映画の予告編でも使われている、利根が組み伏せられて泥の水たまりに顔を突っ込まれたシーンについて佐藤は「泥水に入るくらい普通じゃないですか。それがどうとすら思っていないです。おなか壊したくないな、とは思いましたけど」と事もなげに語った。

ネットでは《いつも魂のこもった潔い演技を見せてくれるので、素晴らしいです》《「龍馬伝」の時に、若いのにすごい気迫だなあと感心した。「天皇の料理番」では、若い時代から段々人間が出来ていき、年を取る段階を、本当にうまく演じていて引き込まれました。「るろうに剣心」では、あの立ち回り!いろいろケガもしてるんだろうなぁ。尊敬しますね》《“電王”の時、演技は初めてながら複数のクセの強い怪人に憑依される演技を見事に演じ分けていた。当時から化ける素地があった》など佐藤の演技への取り組みを称賛する声であふれた。
イケメン俳優として紹介されることが多い佐藤だが、観る者を魅了する本質は徹底した役への取り組みにあると言えそうだ、とアサジョが報じた。

佐藤健 (俳優) – Wikipedia

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