安倍晋三銃撃事件でもテレ東が緊急特番を組めない訳

7月8日、安倍晋三元総理が奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件で、各局は緊急特番を放送した。

TBSは金曜ドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』の初回放送を翌週に延期にしたほか、日本テレビも映画『竜とそばかすの姫』の地上波初放送を予定していた『金曜ロードショー』を休止。

そんな中でテレビ東京の“通常運転”が視聴者からスポットを浴びることとなった。

テレビ東京は事件直後、平日お昼の帯番組『昼めし旅~あなたのご飯見せてください!~』を中断し、速報を報道。

その後も番組を一時中断して安倍氏のニュースを報じていたが、夕方からはアニメ『パウ・パトロール』『妖怪ウォッチ』『ポケットモンスター』やバラエティ特番『所でナンじゃこりゃ!?』を予定通り放送したことで、ネット上では「安心する」「暗いニュースばかりだったから救われた」との声が飛び交っていた。

もっとも、テレビ東京は緊急特番に差し替えなかったのではなく、“できなかった”といえる局内の事情もあるという。

池上氏の顔色をうかがってのことかもしれないが、いずれにせよ、“棚ぼた”ではなく自分たちの力で世帯平均視聴率5.0%をもぎ取ったことは、“通常運転”で知られるテレビ東京にとっては快挙と言っていいかもしれない、と日刊サイゾーが報じた。

安倍晋三 銃撃事件でもテレ東が緊急特番を組めない訳