1998年5月2日、衝撃の自死を遂げたXJAPANのメンバー、hideこと松本秀人。
6日に東京・築地本願寺で執り行われた告別式で、マイクの前に立ったリーダーのYOSHIKIは、泣きはらした目をサングラスで隠し、白いハンカチで何度も涙をぬぐいながら、声を詰まらせた。
hideが、フジテレビの番組収録後、自身のバンドメンバーと飲みに出かけ、マネージャーである弟が自宅マンションまで送り届けたのは2日午前6時半だった。
だが、その1時間後、同居していた女性が、タオルを寝室のドアノブにかけて首を吊っている彼の姿を見つけ、救急に連絡。
広尾病院に運び込まれたものの、手当ての甲斐もなく、その短い命に終止符が打たれたのは、午前8時52分のことだった。
当時、ビジュアル系ロックバンドとして、カリスマ的人気を誇っていたXJAPAN。
6日には築地本願寺で急遽、XJAPANのメンバーが記者会見を開いた。
そう語ってファンに「命を無駄にしないで」と呼びかけたのだった。
YOSHIKIによれば、前年、TOSHIの脱退により解散という形になったが、すでに残った3人でバンドを続けるという結論が出ていた。
まさにそんな矢先の出来事だったという。
事件後、私もhideを知る音楽関係者や知人らを取材したが、その多くが「hideが思い詰めて死を選ぶなど考えられない。偶発的事故ではないのか」と異口同音に答えていた。
衝撃の死から今年で24年。
死の真相はわからないままだが、時を経てもなお、ファンの心の中には、hideというミュージシャンが生き続けていることは間違いない、とアサ芸プラスが報じた。
hide – Wikipedia
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