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三島由紀夫 と高祖父の武士に流れる「激情の血」

幕末、旗本から若年寄へ異例の出世を果たした、永井尚志という武士がいる。

文化13年11月3日生まれの永井は、三河国奥殿藩5代藩主・松平乗尹の子で、25歳の頃に旗本2000石の永井尚徳の養子となった。

安政元年には外国奉行に任じられ、ロシア、イギリス、フランスとの通商条約調印を行い、その功績で軍艦奉行に転進している。

だが、将軍の後継問題で、大老・井伊直弼にニラまれて失脚。

隠居差控の処分を受けたが、時代は彼を求めていたのだろう。

直弼没後の文久2年、京都東町奉行として復帰し、後に大目付となり、慶応3年には若年寄への出世を果たす。

ところが大政奉還が行われ、徳川家の駿府転封が決まると、運命が一変する。

その後は開拓使御用掛、左院三等議官、元老院権大書記官を務め、明治24年に、76歳でその生涯を閉じている。

永井の子孫である三島由紀夫は「潮騒」「仮面の告白」「金閣寺」などの作品を残した大作家だが、昭和45年11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地内東部方面総監部の総監室を訪れ、益田兼利総監を人質にして籠城。

新政府軍に最後まで抵抗した高祖父と同じ、激情の血が流れていたのかもしれない、とアサ芸プラスが報じた。

三島由紀夫 – Wikipedia

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ソース:アサ芸プラス

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