23日に自身のインスタグラムを更新した音楽家の坂本龍一さん。
坂本さんは、2023年1月の自身の誕生日にオリジナルアルバムをリリース予定です。
その製作を回顧し、当時の様子を書きつづった手記を公開しました。
「2021年3月初旬、大きな手術をして長い入院の末、新しい仮住まいの家に『帰って』きた。少し体が回復してきた3月末のこと、ふとシンセサイザーに手を触れてみた。なにかを作ろうなどという意識はなく、ただ『音』を浴びたかった。それによって体と心のダメージが少し癒される気がしたのだ」。
アルバムのタイトル「12」の通り、12曲が収録されており、各曲のタイトルは曲を制作した日付となっています。
自身の健康状態を鑑みて、「ライヴでコンサートをやりきる体力がない」と語っており、坂本さんの音楽を浴びることができる数少ない貴重な機会となりそうです。
その幅広い音楽性から世界で活動を続け、クラシック音楽が根底にありながらも、テクノポップや民族音楽を分析し「教授」という愛称で親しまれてきた坂本さん。
幼い頃から作曲を学ぶなど、音と共に生きてきた坂本さんから紡ぎ出される音楽に包まれる時間は、とても贅沢で貴重なものだと改めて気づかされます、とQuick Timezが報じた。
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