話題になったばかりだというのに、すでに「ステマ案件」と言われて悪名化しているのが「脳洗浄」だ。
人気俳優やお笑い芸人など、芸能人たちが、ほぼ同じタイミングでこの話を紹介し始めたため、クチコミ紹介を装った宣伝の「ステルスマーケティング」ではないかと見られているのだ。
脳洗浄は一部のサロンが「脳脊髄液にアプローチしPNFのテクニックを混ぜ最後に包帯を使い形状記憶をイメージさせる新しい小顔メソッド」と、よく分からない文句で売り出したもので、「頭の中の老廃物を流す」ことで小顔になり、疲れもとれ、認知症予防に繋がる頭皮マッサージなのだという。
ノンスタイルの井上裕介、しずるの村上純、銀シャリの橋本直、蛙亭のイワクラ、ものまねタレントの丸山礼らが、続々と体験談をネットに公開。
常識で考えて頭皮マッサージで頭の中の老廃物が流されるなんて理屈はおかしく、実際に美容専門家や医師などがメディアで、「顔が小さくなることはあり得ない」、「頭蓋骨があるので脳脊髄液と顔の大きさに関係はない」と真っ向否定している。
マッサージ関係に詳しい美容ライターに聞いてみても「頭皮マッサージは頭部の血流を促進して浮腫みを取る効果はあっても、脳脊髄液とはまったく関係ない。そんなウソを売りにしているなら、むしろ客に不誠実では」と言っていた。
実際、ネット中では芸能人たちの白々しい体験リポートに早くも「トンデモ美容」のレッテルを張られつつあるが、実はある芸能関係者からはこんな話も出ている。
そんなA氏、サラリーマン時代、会社に隠れてマルチ商法の商材を提供する副業に関わって処分を受けた過去があるというが、その商材というのがエステサロンを舞台にした美容商品だった。
脳洗浄も気楽に体験リポートをしてしまえば、たとえ依頼や報酬を受けた話ではなくとも「ステマ加担」と見られてイメージダウンするリスクがあるかもしれない。
実際に脳洗浄が本当にその宣伝通りの効果があるというなら話は別だが、とトカナが報じた。
田中圭 はじめ多くの芸能人が話題にした脳洗浄とは
ソース：トカナ