その1年を振り返ると、草創期からグループを支えてきた1、2期生の卒業が相次ぎ、世代交代を強く感じさせる年でもあった。
第1回目は、堀未央奈。
乃木坂46が2015年に公開したドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方』では、掘の葛藤とともに、これまでの長い髪を切り、新たにスタートを切ろうという決意が描かれた。
冠番組『乃木坂工事中』でも独特なキャラクターで存在感を発揮し、バラエティでも欠かせない存在となっていった。
グループ内で存在感を高めていく一方で、ラジオ『レコメン!』の水曜Wパーソナリティを務めたり、ファッション誌「ar」のモデルとして活躍したりと、多岐にわたる個人活動でグループを牽引してきた。
中でも、映画初出演で初主演を果たした映画『ホットギミックガールミーツボーイ』はその象徴とも言える。
同作で、掘は『第22回上海国際映画祭』のアジア新人部門・優秀女優賞にノミネートされるなど演技が高く評価され、女優として認知されるきっかけの作品となった。
これからの乃木坂46を引っ張っていくのは掘だと誰もが思っていた矢先、自身がセンターを務めた『バレッタ』の発売からちょうど7年となる2020年11月27日に、ソロ曲「冷たい水の中」のMVの中で卒業を発表。
これまでの卒業発表は自身のブログや公式サイトで発表されるのが慣例となっており、MVの中で発表されるというのは異例の形であった。
アイドルの衣装を脱ぎ捨てた掘の、いろんな顔を見てみたい、と日刊サイゾーが報じた。
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