1996年3月15日に行われた、女優・藤田朋子の「全脱ぎ写真集」を巡る記者会見は、とにかく異質だった。
ところが、8日発売の写真週刊誌に、アラーキーと藤田との混浴写真が宣伝記事として掲載されたことで、事態は一変。
10日には藤田本人と所属事務所が〈今回の写真漏洩は約束違反〉として、出版元らを相手に、東京地裁に写真集出版差し止めの仮処分申請を行う騒動に発展したのだ。
14日午後、裁判所により仮処分申請が認められたのだが、すでに13日には都内の店頭に並んでいた写真集は、マスコミ報道もあって、差し止め決定が出される前に5万部が完売した。
これに対し、報道陣からいっせいにブーイングが起こるのだが、そこで彼女の口から予期せぬ言葉が発せられた。
出版社、事務所ともに「ノーコメント」のまま、騒動の真相は闇へと消えたのだった、とアサ芸プラスが報じた。
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