長澤まさみ『エルピス』第1話から打ち切り危機

局をあげた大作ドラマだったが、スタートダッシュは失敗に終わったようだ。

スキャンダルで落ち目となったアナウンサーと仲間たちが、10代の女性が連続して殺害された事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った〝自分の価値〟を取り戻していく姿を描く。

実在する事件に着想を得た冤罪という重厚な題材を扱いながらも、リアリティーに富んだコミカルな会話劇や、スリリングな展開と演出がウリだというが。

映画クオリティーを視聴者は求めてない?

しかし、初回の世帯平均視聴率は8.0%。

そこら辺の連ドラとまったく変わらない数字だ。

「1話で切るのは判断が早すぎる」といった声もあるが、地上波ドラマなら最初の1話で客をつかめないと、その先見てもらえない。

2時間キッチリ客が黙って最後まで見てくれる映画ではないからだ。

プロデューサーは早々にテコ入れをしたいだろうが、ここまで大物スタッフを集めていると、そう簡単に方向転換もできないだろう、とまいじつが報じた。

長澤まさみ 『エルピス』第1話から打ち切り危機