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松田聖子 前のめりのレポーターを駆逐した職人ワザ

私は一時期、女性週刊誌で松田聖子の番記者をしていた。

したがって、言い方は悪いのだが、彼女の記者会見を「嫌というほど」取材してきた。

だからこそ痛感するのが、彼女の芸能マスコミを巧みに誘導する力。

つまり、聖子は自分がどう動けばマスコミがどう動くかを熟知し、マスコミの「餌食」にされていると思わせながら、実はマスコミの方こそが、彼女の掌で踊らされているそんなすべを持つ、類稀なるスターなのである。

最初の夫・神田正輝との離婚危機、別居問題が報じられる中、実に5年4カ月ぶりに記者会見に臨んだのは、96年2月23日だった。

聖子はこの年秋、全米でも公開予定の日米合作映画「サロゲート・マザー」に出演。

そんな中、主演を務めるハリウッドの新進女優、プロデューサーとともに、聖子が登壇。

事前に主催者が「映画以外のプライベートなことは絶対に聞かないで下さい」と釘を指したにもかかわらず、会見場は完全に「聖子、離婚疑惑を語る」の現場と化したのである。

ワイドショーデスクが苦笑いしながら語った、こんな言葉を覚えている。

やっぱり「松田聖子」、恐るべしなのである、とアサ芸プラスが報じた。

松田聖子 – Wikipedia

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ソース:アサ芸プラス

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