最近『KingGnu』の常田大希が、SNSで《ヒットした音楽=優れた音楽だなんて死んでも思わないくれそういう奴が文化を殺す》と発言し、話題になっていた。
しかし彼の考え方は、本当に正しいのだろうか。
いわゆるネット上で定期的に議論されている「世界一売れているハンバーガーは世界一優れた食べ物なのか?」論。
また『ASIANKUNG-FUGENERATION』の後藤正文が『リライト』のヒットを受けて、「俺には商才がない」と自虐したことも有名な話だ。
また常田は《KingGnuの次の一手は非常に迷う立て続けにヒットメイクすべきか一回こっちサイドに引き戻すべきか》とも発言しているのだが、これでは「ヒットソング=尖ってない音楽」とも聞こえる。
過去のヒットチャートを見てみると、とてもそんなことは無いように思えるのだが。
しかし、ヒットソングを評価する人々が文化を殺すかと問われると、決してそんなことはない、と言わざるを得ない。
ドレイクに影響を受けた宇多田のように、ヒットソングを愛する人が、新たな文化が生み出すこともあるのだから。
むしろヒットソングの優れている部分から目を背ける常田の思想こそ、文化を殺すのではないだろうか。
一度、音楽エリートの坊ちゃまが言う〝こっちサイド〟を覗いてみたいものだ、とデイリーニュースオンラインが報じた。
常田大希 「文化を殺す」発言の真意とは?
ソース:デイリーニュースオンライン