下積み時代を経てのし上がってきた芸人が、バラエティ番組などで売れなかった頃のエピソードを面白おかしく話すことがある。
そのエピソードは「虫だらけのボロアパートに住んでいた」「バイトでお客さんの残したものを盗み食いした」など、思わず笑ってしまうようなものばかりだ。
その愉快なトークを聞いていると、芸人という生き物は、苦境に立った時でも喜劇のような人生を送っているのだと思ってしまう。
しかし、現在放送中の土曜ドラマ『コントが始まる』で描かれているのは、売れない芸人の“リアル”だ。
マクベスは、高校の同級生である春斗、潤平、瞬太の3人によって結成されたお笑いトリオ。
結成10年目を迎え、鳴かず飛ばずの日々を送る彼らは、解散と継続の間で揺れ動いている。
マクベスが活動し始めて間もない頃、よくイベントで一緒になる先輩コンビが、解散・継続を巡って大喧嘩をしていた。
それを見て、「ああはなりたくない」と思った若き頃のマクベス。
しかし今彼らは、深夜のファミレスで声を荒げてあの時の先輩たちのように大喧嘩をしている。
もちろん、解散・継続を巡ってである。
なりたくなかった姿になってしまっていることにふと気が付き、ショックを受けるのだった。
少々綺麗なアパートに住んでいるところや金銭的に困っていなさそうな点はツッコみたくなるが、メンタル的な面では、売れない芸人のリアルをこれでもかというくらい綿密に描いている。
この苦しさも、いつか笑い話にできる日がくるのだろうか。
それは彼らが「解散と継続」どちらを選ぶかにかかっているのかもしれない、と日刊サイゾーが報じた。
コントが始まる – Wikipedia
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