「たとえば、ボケの人があえてきつく他人の容姿をイジるような発言をして、それに対して『今の時代はそれがいちばんあかんで』のような形でツッコんで笑いに変える……というようなパターンを使うコンビが多かった。芸人もお笑いファンも、社会の流れが変わってきていることは十分に理解しているのだけど、少々の窮屈さを感じているのも事実なのかも。そこで“容姿イジり”をイジることで、舞台上と観客との間で一種の共感の笑いが生まれるというわけです」(同)
容姿イジリがアウトであるという事実を笑いに変えることは、まさに今の時代に合った手段だと言えそうだが、それもすでに食傷気味だ。
「M-1の予選で何組もネタも見ていると、1日に数回、容姿イジリをイジるネタが出てくるわけです。言ってみれば、すでにパターン化されていて、インスタントに笑いを生み出す方法になっている。M-1においてネタのオリジナリティーは重要な審査要素となっているので、準々決勝以降で誰もがやっている“容姿イジりイジり”を入れることが、ネガティブな評価につながっていく可能性は高いでしょう」(同)
世の中の流れとともに変化していくのが漫才というもの。その流れを上手くつかむことが、賞レースで結果を出すには必要だ、と日刊サイゾーが報じた。
M-1グランプリ – Wikipedia
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