連載スタート前、筆者は正直ドラマ自体にそこまで興味がなかった。
ストーリーにゴールがなく、テーマも明言はされない『まめ夫』において、エンディング曲の役割は自分にとって非常に大きかった。
ドラマを見る前は、設定だけを見て「元夫らによる大豆田とわ子争奪戦コメディ」かと予想し、未婚の筆者ですら離婚の扱い方が軽すぎるのではないかと斜に構えていた。
では、なぜ彼のラップにエンディングテーマとして違和感がないのか。
そして過去3度の離婚には理由があるものの、今も元夫たちと日常的に接しているところから、離婚理由は深刻なものではなかったはずだ。
続く「未練垂らしいのも/掛けた時間と重ねた愛情/引きずるからだ」。
しかし、T-Pablowの歌詞には頻繁に登場することから、ドラマの主題歌でも貫かれた彼のスタイルを感じる。
ここで『まめ夫』の世界へ目を向けてほしい。
同作品の、人の幸せをステレオタイプな尺度で測ろうとしないストーリーの魅力をT-Pablowは理解し、テーマ性を表現している。
いずれにしても、民放のドラマでラップがひとつの幸せの姿として、とても輝いてみえた、と日刊サイゾーが報じた。
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