2021年、日本津々浦々から特大ブーイングを一身に浴びたのが、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光だ。
太田は10月31日に生放送された選挙特番「選挙の日2021太田光と問う!私たちのミライ」にスペシャルMCとして登場したが、結果的にそのキャスティングは大きな騒動をもたらすことになった。
最も問題視されたのは、同日の小選挙区でまさかの劣勢となったことを報じられた自民党の甘利明候補に向けて言い放った痛烈な言葉である。
甘利氏と中継でつながると、太田はすぐに「甘利さん、お元気そうじゃないですね。何かあったんですか?」とニヤニヤしながら嫌味な先制パンチを見舞う。
続けて、「甘利さん、これ、負けとなると、自民党的にも相当な責任問題になりますよね」「これもう戦犯ですよね?もし負けたら」と詰問を緩めず、最後には「まぁ、今は相当ショックな状態になっていると思いますので、いろいろこれから考えてください。アッハッハ!ご愁傷様でした」と笑いながら冷やかしたのだ。
ネットでは「見ていて不快」「失礼にも程がある」「ご愁傷様でしたは品がなさすぎる」「選挙を闘い終えた人に浴びせる言葉じゃない」などとひんしゅくを買い、大きな騒動になった。
大きな炎上騒動に発展し、太田は11月7日放送の「サンデー・ジャポン」の中で、一連の悪態について「無礼ですよね。礼節に欠ける。デビューしてからずっと言われているが、成長できていない」と反省。
番組コメンテーターで元衆院議員の杉村太蔵からは「古今東西、選挙特番MCで炎上したのはあなただけですよ!」と一喝されていた。
やはり、お笑い芸人や専門的知識を持たないタレントがコメンテーター、もしくは情報番組MCを務め、政治・社会の問題に言及することに対し、世間の声は特に厳しいものとなるようだ。
そうした中で勃発した太田の大炎上騒動ではあったが、2022年には参議院議員選挙も控えており、太田の言動にはこれまで以上に大きな注目が集まることになりそうだ、とアサジョが報じた。
太田光 自民党重鎮に失礼発言連発
ソース:アサジョ