1986年4月8日の昼過ぎ、編集部に私宛ての電話が入った。
相手は飲み仲間である某全国紙社会部記者。
各新聞社には「ピーコ」と呼ばれる、通信社から速報を伝えるスピーカーがあり、それを受け記者たちが一斉に現場へ飛んでいく、そんな時代だった。
この年の3月、岡田は堀越高校卒業を機に、下宿していたサンミュージック・相澤秀禎社長宅を出て、南青山にあるマンションでひとり暮らしを始めたばかりだった。
この日の午前9時過ぎ、岡田はマンションでガス自死を図っていた。
彼女の死後、ドラマで共演していた俳優・峰岸徹宛に〈待っていたけど、あなたは来てくれなかった〉との遺書らしきものがあったことから「失恋による自死」として騒然となった、とアサ芸プラスが報じた。
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