根津甚八殺虫剤騒動の裏に「別れ話」

82年に公開された主演映画「さらば愛しき大地」で、日本アカデミー賞優秀主演男優を受賞。

その後も数々の作品で演技賞などを受賞してきた実力派俳優、根津甚八が死去したのは、16年12月29日だった。

結果、10年9月に俳優業引退を発表することになる。

そんな彼について語り継がれるのが、世に言われる「殺虫剤騒動」だ。

根津は唐十郎主宰の劇団「状況劇場」に所属していた頃、最初の妻であるAさんと結婚。

離婚前から、のちに個人事務所を設立するBさんと同棲を始め、以降13年にわたり、公私の関係を続けてきた。

騒動が起こったのはちょうど、この女性との間に別れ話が持ち上がっていた頃。

渋谷区代官山のパブテスト教会には、そんな騒ぎを起こした俳優と同じ人物なのかと目を疑いたくなるほどの満面の笑顔で、新しい伴侶である仁香夫人とにこやかに並ぶ根津の姿があった。

そして、こう続けた。

夫人は根津の「俳優引退」後も、懸命に彼を支え続けたと伝えられる、とアサ芸プラスが報じた。

根津甚八 殺虫剤騒動の裏に「別れ話」