上半期の映画界における功労者の筆頭は誰かといえば、阿部サダヲではないだろうか。
連続殺人を題材にした、サイコサスペンスだ。
その犯人役・榛村を彼が演じる。
上半期の興収上位にはアニメーションや実写の娯楽大作が居並ぶ中、過激極まる内容を持つ本作がここまでの成績をあげたのは、快挙であった。
その真相を探ってほしいと、岡田健史扮する青年・雅也を、収容されている拘置所に呼び出すのだ。
時制は過去と現在が入り交じり、雅也を巻き込んだ残虐極まる大量殺人の真相が明らかになっていく。
2人の面会時では、雅也が榛村の口八丁の手練手管で懐柔されていく過程が、かなり緊張感を強いてくる。
カメレオン俳優という言い方もある。
役になりきるというより、阿部サダヲが、別のいくつもの顔がある阿部サダヲを演じている感がある。
それらを、役として演じ分けているようには思えない、とアサ芸プラスが報じた。
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